🔅熱中症予防指導員研修🔅


先日、建設業労務災害防止協会さんが主催している

「熱中症予防指導員研修」に参加させてもらいました。

この研修の「ねらい」は...。

5月から9月前後までの時期に「熱中症」が発症しており、その多くが熱中症に対する正しい知識を持っていなかったことが、大きな要因とされています。

「建設業における熱中症の予防」(指導員・管理者テキスト)を用いて、建設業に特化した内容を盛り込んで新たに出版するもので、建設企業等において熱中症予防のための指導・教育にあたるもの、例えば衛生管理者、労働衛生コンサルタント、店社スタッフ、施工管理者及び職長・安全衛生責任者等の関係者に広く活用されることにより、熱中症による労働災害の予防に大きく寄与するものとなるようにとねらいを定めた研修となっておりました。

背景としまして、平成22年の夏は猛暑の影響により、熱中症による死亡災害が平成21年の約6倍の47名となり、その中でも建設業が、17名と最も死亡災害の多い業種となっています。建設業は屋外作業であること、通気性の悪いところでの作業等が、熱中症の大きな要因として問題とされてきたそうです。

このことから管理者による適切な作業管理ならびに作業員自身による健康管理が重要とされ、平成23年から建設業労働災害防止協会では、作業を管理するもの及び作業員に対して「建設業等における熱中症予防研修」、「建設業等における作業員のための熱中症予防教育」の教育研修を継続的に実施したことなどにより、熱中症による災害は、10名以下と減少傾向となっていました。しかし、近年、平均気温の上昇や教育研修の開催が低調になってきた等の影響により、一転、平成27年の熱中症における死亡災害は、建設業の12名及び建設現場に付随して行う警備業等の7名を含む19名の増加に転じ、全産業における6割ほどとなりました。このため、厚生労働省の平成28年2月29日付け基安発0229第1号通達では、建設業及び建設現場に付随して行う警備業等を中心に第一「WBGT値の活用」、第二「熱中症予防対策」とあり、その中でも教育カリキュラムが具体的に示され、労働者に対する労働衛生教育が確実・継続的に実施し、また肩入れ時または新規入場時教育等の中でも通達で示された内容で実施するとともに、日々の朝礼等の際にも繰り返し教育することが望ましいと示されました。という背景がテキストに書かれていました。

近年の気温上昇とともに、災害者が増えてきたのですね‼‼

それに対して厚生労働省が通達を出し、予防対策を示してくれたということですね💡💡作業員だけでなく、ガードマンの方も災害に巻き込まれてしまったということですね...。


このブログでは、今回の研修で学んだこと、自分自身の「熱中症」に対する考え方と改善策をお伝えできればいいなと思います。


まず、熱中症に対する正しい知識をつける為に熱中症とは何かをお伝えしていきます。

熱中症とは高温多湿な環境で、体内の水分と塩分(ナトリウム)のバランス崩れたり、循環調節や体温調節機能が破綻するなどをして発症する障害の総称です。日射病や熱射病とよく言いますが、この二つは熱中症の種類ということになります。

熱中症(高温多湿の環境で引き起こされる体調不良の状態)

日射病(日を浴び続けて体調が悪くなる熱中症)

熱射病(日を浴びても浴びなくても起きる重度の熱中症)


熱中症はレベル分けされています

I度(軽度):熱失神・熱痙攣...めまい、たちくらみ、筋肉痛、足がつる等

II度(中等度):熱疲労...めまい、頭痛、吐き気

Ⅲ度(重度):熱射病...発熱、脳機能障害、死亡


熱射病まで行くと救急車ですね。治療を早期に行わないと、障害が残ったり最悪の場合死に至ります。


なので、予防予防と口酸っぱく皆さんが言うわけですね💡💡💡

人が死ぬとなると気を付けようと思いますよね。

上記に分類等を書きましたが、

正直、熱中症のレベルすべてを覚えなくても自分はいいと思っています。

熱中症は死に至る病気なんだというのだけ覚えてもらえればいいと思います。

人は怖いと思えば、学びますので。。。


熱中症の引き金となるものは、全部で4つです!!

1 環境要因

  気温が高い、湿度が高い、放射熱が強い、風の有無

2 作業要因

  身体作業が強い、休憩時間が足りてない

3 衣服要因

  通気性の悪い服を着る、保温性の高い服を着る、安全衛生保護具の着用

4 人体要因

  暑さに慣れていない、水分塩分補給が不十分、下痢・脱水状態、病気を持

 っている、自律神経作用の薬を飲んでいる、肥満・運動不足、体調不良(睡

 眠不足、二日酔い、風邪気味、発熱)、体力がない、朝食をとってない、高

 齢者


予防予防!!と言ってるのに、熱中症は増加の一途を辿っています。

その理由が...。

1の環境要因は

近年の夏は本当に暑いですね💦熱中症アラートなどを目にしますが、涼しい日が本当になく、外に出るだけで、体力を消耗してしまいますよね。外で仕事をするのが億劫になってしまいます💦そうすると自然と身体的にも精神的にも負担となり、4の人体要因のほうにも影響してきますよね...。負の連鎖ですね。熱中症は熱中症になってしまう引き金が沢山あるという部分が厄介ですね。


2の作業要因は

時間管理は、仕事なんで難しい部分もあると思います。作業を中断できないとき、絶対あると思います。集中して作業が進んでいくと切らないほうがいいときもあると思います。難しいですね...。更に土木は重たい物が多い😭体も応えますよね。それに加えて暑さとなると更に応えますね(T_T)


3の衣服要因は

現在の作業着は、空調服やエアリズムなど様々な衣類が出てきております‼しかし、土木は安全衛生保護具を身に着けています。ヘルメット。暑いですね。ゴム手袋。暑いですね。安全靴。暑いですね。暑いけど取り外せないというのも厄介ですね(;_;)


4の身体要因は

この身体要因は難しいなと感じております。

二日酔いや寝不足などプライベートの部分に入ってきますよね。

それはそれは夏に飲むお酒は、心から美味しいですもんね...。

仕事終わりの一杯も夏は格別ですよね😆

ついつい、遅くまで起きてしまう日もあると思います!

病気のことに関してもその人しかわからない部分もあると思います。

プライベートな部分があるのでいくら予防と言っても

伝わり切らない部分が発生すると思います。

しかし、だから無理だとあきらめるわけにはいけません。

それぞれの要因にはそれぞれの予防策があります。


4の身体要因の中に入っている高齢者に目を向けてみます。

高齢者に関しては、日本人の高齢者の割合をみると当たり前かなとも思いますが、熱中症は圧倒的高齢者が多く発症しています。

建設業界だけではなく視野を広げてみると

熱中症の発生年齢割合を見ると

1位は高齢者(65歳以上) 2位は成人(18歳から65歳未満)

3位は少年(満7歳以上から18歳未満)でした。

熱中症の発生場所割合は、

1位は屋内 2位は道路 3位は公衆外(屋外のコンサート会場等)4位が職場(工事現場等)でした。

圧倒的に高齢者が熱中症になっていますね。。

屋内で熱中症になる高齢者の方も増えています。

高齢者は皮膚にある温度センサーが老化によって鈍くなり、暑さやのどの渇きを感じにくくなってしまいます。部屋にいてもエアコンを使用しなかったり

、扇風機だけでしのぐという方も多くいます。


色々書きましたが、覚えることは、高齢者は熱中症になりやすい‼


それだけでいいと思います。


更に、高齢者は熱中症になりやすいんだということを全員で共有することが、大事だと思います。

高齢者本人の自覚、管理者の自覚、一緒に働いている職員の自覚。

高齢者に限らず

「昨日飲みすぎたんだよね」みたいな会話であったり、昨日は「なんだか寝付けなくてね」という会話があれば、それを共有するのです。管理者に伝わり配慮することができますし、一緒に働いている仲間たちにも伝わり同じ目線と気持ちで働くことができると思います。

これも予防です。予防というのは前もって手段をして、良くないことを防ぐことです。予防にもいろいろな手段があります。

「熱中症になるから水を飲もう、こまめに水分補給をしよう」これも身体的要因の予防策です。

しかし、4の身体的要因には、仕事に出る前から始まっているもの(私生活)が要因で発症してしまうものも多々あります。

その人からすると、二日酔いで体調がすぐれないかもしれない。寝不足で朝起きれなくて、朝ご飯を食べれていないかもしれない。

朝から仲間が体調悪そうだなと思ったなら、それを仲間で共有する。

それも予防です。

朝から体調が悪い人が熱中症になると、大体の人が、「朝から体調悪そうだったもんなー」といいます。

それは、後出しジャンケンだなと自分は思います。

知っていれば防ぐ予知は沢山あります。

皆で共有することができれば、いろんな選択肢が生まれてきますし、防げる可能性が高くなります。



環境要因をコントロールすることはできません。自然には勝てないですね。

暑い日は暑いし寒い日は寒いです。

作業要因も変えれるところはありますが、変えれないところも多々あると思います。

環境要因と作業要因を踏まえて衣服要因を対策するのがベストだと思います。

必然的に暑ければそれなりの服装をして補っていると思います。

しかし、高齢者は先ほども言った通り暑さを感じにくい体質になっています。

なので、それぞれが、その日にあった服装をしているかなという認識を持つことが大切です。その認識も予防の一つです。

会社の中で「今日の作業は体力をつかうから、その格好じゃ暑いんじゃないの?」「この作業は1番暑い時間にやるから、この前に一服を挟もう」みたいな一言もあってもいいと思います。

言われた人は、色々な気持ちが生まれてくると思います。

会話をすれば認識と共有が生まれます。それが一番の予防策だと自分は思います。


知識と認識を全員で共有する。

それが、熱中症の予防につながると思います。


予防のことを精神的な目線で書きましたが、

身体的な予防として土木作業員は自然と予防しているということにも気が付きました。

暑熱順化という言葉を皆さんご存じでしょうか。

暑熱順化とは簡単にいうと暑さに慣れるということです。

消防士の方がよく使用するトレーニングなのですが、

夏の暑さが本番を迎える前の5月頃から、日中に外に出て時間を決めてトレーニングを実施します。いきなりハードなトレーニングをするのではなく、軽度のトレーニングから始めて徐々にトレーニングの重さ上げていきます。

そうすることによって暑さに強い体作りをしているということです。

暑さが強い7、8月にいきなり外に出て仕事をすると体が暑さに慣れていないので、熱中症の餌食になってしまいますもんね。

その視点から見ると土木の仕事は常に外仕事です。

いきなり、暑い環境下で仕事するということがないですし、外に出て仕事をしているので、徐々に暑さに慣れることができます。

なので、自然と土木作業員は熱中症対策をしているといってもいいと思います。

恐れるのは、近年5、6月でも急に熱くなる日があります。

その日に普段と同じようなことをしていても、慣れない気温で熱中症になるリスクが上がると思います。

そこの部分は気を付けなければいけない点だと思います。

更にそのような日に、暑さに慣れる為に普段と同じ格好で仕事をしたり、普段と同じ作業時間、普段と同じ水分補給量だと暑さに体が慣れていないため、熱中症になるリスクが上がります。

急な気温の上昇は世間でも、熱中症のリスクが高まります。感覚的に5月だからクーラーはまだ早いという感覚になってしまいがちですよね。

その時期に熱中症にかかる人は普段から家にいる高齢者の方が多く、いつもと同じように過ごしてしまい、体が暑さになれてなく、熱中症にかかるそうです。

土木作業員は普段の仕事から暑熱順化トレーニングをしていたと思うと脱帽です!!!!!

自然と予防をしていたと思うと気持ちも強く持てる気がします(; ・`д・´)


予防の取り組みは、結果が0(ゼロ)が良いとされています。

予防していることを評価されることは、なかなか無いです。

しかし、長い目で見みると0(ゼロ)という数字が、日数を重ねて、大きな数字になります。

その日数が大きければ大きいほど輝かしい0(ゼロ)になると思います。

そんな輝かしい0(ゼロ)を皆で共有し続けられればいいなと自分は思います。

予防の道は地道ですね(; ・`д・´)

皆で地道に暑い夏を乗り切りましょう!(^^)!


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